たった5人の参列者だった葬儀

それは、とても寂しい葬儀でした。
そもそも、枚方では、故人様を偲葬儀に楽しい葬儀も無いと思いますが、それでもたった5人の参列者しかいない葬儀は寂しいものです。

あれから4年になります。
脳内出血で弟が亡くなりました。

今、主流の永代供養の仕組と永代使用との違いは言えば孤独死になるでしょうか。
一人で亡くなっているのが発見されました。

弟は、アルコール依存症、早い話がアル中です。
そのための、生活も破綻し、誰からも相手にされなかったため、一人で亡くなってしまいました。

家族葬を開くなら大阪で行おうと2人の子どもがいましたが、2人とも県外に住んでいたので仕方がなかったのですが。
ただ、負債を残していましたので、債権者と名乗る人物が通夜、葬儀を仕切ろうとしていたのは驚きでもあり困ったことです。

出来るだけ大阪で家族葬をと思うなら私が、県外から通夜、葬儀に間に合うように向かった時は、全ての準備が整った後です。

弟の息子が喪主としていましたが、債権者と名乗る人物に全て任せている状況でした。
このままでは、まともな通夜や葬儀ができないと思い、直葬なら心ゆくまで大阪で出来ると話し、債務については葬儀後に話すことにし、とりあえず引いてもらうことにしました。

やっと、落ち着いて葬儀ができます。

通夜、葬儀は葬祭場で行いました。
通夜の参列者は5人です。
弟の小さい頃からの友人と近所の人だけです。

広くて綺麗な大阪の海に散骨できるなら状況から仕方ないと思いながらもちょっと寂しい葬儀でした。

ほとんど身内だけの葬儀のようになりました。
その分、とても静かな葬儀です。

喪主である甥っ子も、まだ当時は学生でしたので、何もわからない状況で戸惑いも多かったでしょうが無事に喪主の務めを果たしていました。

最後は、身内だけの食事をし、とても寂しかったですが、静かな時間を過ごせました。