団子粉がない時の代用品と作り方
急な訃報で枕団子を作らなければならないのに、手元に上新粉も団子粉もないという緊急事態は十分に起こり得ますが、そんな時でも家庭にある材料で代用品を作ることができます。最も身近な代用品は「小麦粉(薄力粉)」であり、これに水を加えて耳たぶくらいの硬さに練り、丸めて茹でれば「すいとん」のような団子ができますが、食感や色は米粉とは異なりますし、冷めると硬くなりやすいため、あくまで一時的な代用として割り切る必要があります。もし「ご飯(炊いた白米)」があれば、それをすり鉢やボウルに入れて麺棒で半殺し(粒が少し残る程度)に潰し、片栗粉を少し混ぜて丸めれば「おはぎ」や「きりたんぽ」のようなご飯団子が作れますが、これはこれで「おにぎり」の変形として旅の携行食にふさわしいとも言えます。また、「白玉粉」しかない場合は、先述の通り柔らかすぎて形を保つのが難しいため、通常より水を少なめにして硬めに練るか、茹でた後に水にさらす時間を短くして、表面が乾くまで風に当てるなどの工夫をすると、ある程度しっかりした団子になります。さらに裏技として、「切り餅」があれば、それを耐熱容器に入れて少量の水を加え、電子レンジで加熱して柔らかくし、片栗粉や砂糖を混ぜて練り直せば、もちもちとした団子に再生することが可能です。どの代用品を使うにしても、重要なのは「白くて丸いもの」を供えるという形式と、故人のために何かを作ろうとする気持ちですので、完璧な枕団子でなくても、あり合わせの材料で一生懸命作ったものであれば、故人もきっと喜んでくれるはずです。ただし、葬儀社に相談すればすぐに用意してくれることも多いですし、近くの和菓子屋さんに事情を話せば特別に作ってくれることもあるため、無理をせずにプロの手を借りるのも賢明な判断です。