自分でも気づかないうちに溜まっていくのが、使わなくなった家電などです。大型のものになると場所を取ってしまって、スペースの有効利用ができなくなります。ゴミ同然となってしまったものは、基本的に自治体のルールに従って廃棄します。しかし、テレビやエアコンなどは家電リサイクル法によって、回収不可能になっています。販売店やメーカーを通して廃棄する必要があって、手間を必要とします。そんな時に便利なのが、不用品回収業者です。自宅まで回収しにきてくれるので、余分や労力を必要としません。ひとつだけの粗大ごみでも収集可能ですが、まとめて回収してもらうこともできます。さらに利用可能な家電と判断されれば、買取の対象にもなります。粗大ごみとしての価値しかなかったものに、現金の値打ちが出るのはお得です。業者を利用するには費用が必要になりますが、買取を含めると格安になるケースもあります。また、資源の再利用という観点からも、有意義な方法といえます。多くの不用品回収業者はホームページを掲載しており、サービス内容が記載されています。無料見積もりのできるフォームもあるので、事前に費用を確かめることもできます。これらを十分に確かめたうえで、依頼を決定すると良いです。引っ越しに伴い不要になった家具、寝具を粗大ゴミとして処分した時のことです。仕事の関係で転居をすることとなり、当時妻と使っていたダブルベッドのフレームとマットレス、それと趣味のDIYで作成した約2mほどの幅のあるデスクを処分する必要が出てきました。私の住む自治体では一辺の長さが30cmを越えるごみは全て粗大ゴミ、大型ゴミに分類されます。担当者に確認したところデスクは自分で解体すれば一般ゴミとして出していいとのこと。マットレスやベッドフレームに関しては解体できるものでもなかったため、ゴミの回収の予約と必要経費の支払いを行い、回収をお願いしました。ただ、大変だったのがここからです。何しろ私たちが住んでいたのはマンションの4階でエレベーターのない建物。ダブルベッドのマットレスを回収場所まで運ぶのも一苦労だったのですが、さらに大変だったのがデスクの解体でした。2mの天板を取り外し、屋外に運んではのこぎりで細かく解体。これを繰り返し、休みを丸一日費やして全てのパーツを30cm以下にし、ゴミ袋に詰めて指定の一般ゴミ回収場所に出しました。そんな苦労にも関わらず、解体を終えたデスクの破片たちは理由も伝えられないまま回収を拒否され、自分たちの車で自治体が指定したゴミの焼却処理施設に持ち込んでくださいと伝えられました。後日、ゴミを持ち込んで回収をお願いした焼却処理施設の担当者の方はちゃんと一般ゴミのサイズになっているのでなぜ回収を拒否されたかわからないとのこと。結局、デスクの解体とゴミの持ち込みをするために貴重な休日を二日も費やしてしまいました。粗大ゴミや不用品を処分しようと考えている方はお金をかけて回収をお願いするか、初めから自分で自治体の指定する施設に持ち込みをすることをおすすめしたいと思います。