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上新粉で作る基本の枕団子のレシピ
枕団子の材料として最も一般的なのは「上新粉(じょうしんこ)」であり、これはうるち米を加工した粉で、コシが強く歯切れの良い団子が作れるため、お供え物として崩れにくく適しています。作り方は非常にシンプルで、まず上新粉(約100gで6個〜10個分)をボウルに入れ、そこにぬるま湯(約80cc〜90cc)を少しずつ加えながら手でこねていきますが、一気に入れるとベチャベチャになってしまうため、耳たぶくらいの硬さになるまで調整しながら混ぜるのがコツです。生地がまとまったら、手のひらで転がしてピンポン玉より少し小さいくらいのサイズに丸めますが、この時、仏教的な意味合いから「完全な球体」にするのが良いとされる地域もあれば、あえて少し潰して「この世のものではない(未完成)」ことを表す地域もあるため、地元の風習を確認しておくと安心です。鍋にたっぷりのお湯を沸かし、丸めた団子を入れて茹でますが、団子が浮き上がってきてからさらに1分〜2分ほど茹でることで、芯まで火が通り、冷めても硬くなりにくい団子になります。茹で上がったら冷水にとってぬめりを取り、水気を切ってから白い半紙を敷いた三方(さんぼう)や白いお皿にピラミッド型に積み上げて供えますが、積み方にもルールがあり、下段に5個、上段に1個(計6個の場合)や、下段に3個、中段に2個、上段に1個といった具合に安定させます。上新粉がない場合は、もち米から作られる「白玉粉」や、上新粉と白玉粉が混ざった「団子粉」でも代用可能ですが、白玉粉は冷めると柔らかくなりすぎて形が崩れやすい(ダレやすい)ため、少し硬めに作るか、上新粉と混ぜて使うのがおすすめです。手作りの枕団子は、故人のために時間をかけて作るというプロセスこそが供養ですので、形が少し不揃いでも、心がこもっていればそれが一番の御馳走となるでしょう。